トレアイン級宇宙空母

トレアイン級宇宙空母

銀河系大規模調査船団に配備される予定で建造計画が凍結した宇宙空母を再設計した艦。
地球圏連合宇宙軍L4方面軍第7艦隊の旗艦として、宇宙から地球へのカウンターテロを目的として統合軍や連合参加国との連携を前提に運用されている。
数少ない核装備を施された重装艦で、安全保障理事会の監察官が何名も乗り込んでいる。
エンジンには核パルスエンジンが4基使用されている。
当初の計画では重装艦、輸送艦、司令艦の3つの艦艇が合体することでトレアインが完成し、外宇宙での未知の脅威との交戦を想定し、トレアインの巡航形態から人型形態に変形し、敵陣への強襲を可能とする空母として設計されていたが、技術的な問題と、宇宙空母の運用思想からかけ離れた荒唐無稽な運用プランから建造計画が一時凍結。
その後、重装艦、輸送艦、司令艦を別々の艦としてではなく、最初から1つの艦として機能を統合し、合体分離といったシステムを設計から排除することで680mクラスの空母として完成を見せる。
建造はJAPAN合衆国の天馬造船で行われた。
完成後、安全保障理事会の指揮系統化にある連合平和維持軍のプロミネス小惑星基地に配備されていたが、連合宇宙軍の発足に伴い宇宙軍L4方面軍第7艦隊の旗艦であり唯一の所属艦として単艦運用されている。
タケトリ条約締結後、核武装を廃止、エンジンも新規格艦船動力計画によって核パルスエンジンから新型エンジンに換装し、運用メンバーもほとんどが入れ替わっている。
艦種 宇宙空母
艦級 トレアイン級
所属 地球圏連合宇宙軍L4方面軍第7艦隊
建造 天馬造船
建造期間 A.G.1979年~A.G.1989年
就役期間 A.G.1991年
全長 680m
全幅 370m
推進機関 核パルスエンジン
兵装 艦首ミサイル 対空ミサイル CIWS 二連装ビーム主砲
二連装レールキャノン バスターキャノン 戦術核ミサイル
搭載機 飛燕宇宙高機動型 ガーダー宇宙型 ガーダー重装宇宙型
バルドレイド ニアルーシュ ヴェルト・ラオム等

兵装解説

艦首ミサイル発射管
艦首ブロックに装備された12連装の大型ミサイル発射管。艦対艦ミサイルや対空防御ミサイル、対空榴散弾頭ミサイルを装填可能。
右舷ミサイル発射管
右舷ブロックに計2基が装備された12連装のミサイル発射管モジュールユニット。艦対艦ミサイルや対空防御ミサイル、対空榴散弾頭ミサイルを装填可能。
機関砲
右舷ミサイル発射管モジュールと一体化した機関砲。
CIWS
ミサイルや航空機を至近距離で迎撃する近接防御火器システム。普段は装甲板内部に収納されている。
二連装ビーム主砲
艦両舷後部、艦右舷に各2門の計4門が装備された主砲。General粒子を収束して形成する高エネルギー弾を二連装の砲塔で撃ち出す。
二連装レールキャノン
艦正面に副砲として装備された二連装のリニアキャノン砲。
連射能力が高く精密射撃を可能とするが、短時間に使用しすぎると、砲身温度が上昇するため多用することができない。
速射砲
左舷艦載機格納庫の防御手段として装備された速射砲。
バスターキャノン
右舷に装備された大型砲塔。圧縮して形成した重金属粒子弾を重力制御装置によって収束させた重力波で加速させることによって発射する兵器。
その威力は絶大で一撃で一個艦隊に致命的な損害を与えることが可能とされているが、強力すぎるが故に安全保障理事会の決議による使用許可の承認によってセーフティーコードを解除しなければ使用することが出来ず、試射テストを除いて使用された例がない。
エネルギーの充填に時間を要するので連射は不可能。また、核パルスエンジンの稼動によって生じるエネルギーを転用することによって稼動させるので、発射シーケンス中は全ての兵装が使用不可能となり、発射後にエンジン出力が低下し艦が無防備に晒されるという欠点も持つ。
砲門自体の設計もアイドネス級巡洋艦の船体ブロックを流用し半ば強引に改造したもので、重金属粒子弾発射時に掛かる負荷から1度の戦闘で発射できるのは3発が限界であるなど、強力であるものの決して万能な兵器でない事を物語っている。
戦術核ミサイル
地球圏連合の軍事力を誇示し、反連合勢力を牽制するために搭載された核ミサイル。
地球圏連合の高圧的な国際戦略を象徴するかの装備で、バスターキャノン程の攻撃能力を有したトレアインがさらに宇宙に配備された1隻のみでコロニー、月、地球の主要都市に直接的な破壊力を有することが可能になることに対して物議が繰り広げられたが、軍事的脅威を増すイスラフィルと増加する紛争の抑止力を欲した当時の連合安全保障理事会の強硬的な姿勢によって最終的に搭載が決定されることとなった。
バスターキャノンと同様、使用するには安全保障理事会の承認が必要で有事以外は艦と安全保障理事会本部ビル間でリンクしている厳重なセーフティーロックによって封印されている。

アークノア級宇宙戦艦

トレアイン級宇宙空母を構成する司令艦として設計された艦。
艦隊旗艦としての役割を想定していたので、司令部としての機能性は極めて高く、核パルスエンジンを4基搭載している。
トレアイン級宇宙空母建造計画が一時凍結し、設計思想が見直されたので、トレアイン級宇宙空母を構成するモジュールの1つとして完成するも、単独の艦艇として完成を見せることはなかった。

ヴァンガード級重砲撃艦

トレアイン級宇宙空母を構成する重砲撃艦として設計された艦。
その火力は従来の艦艇を大きく上回る。
トレアイン級宇宙空母建造計画が一時凍結し、設計思想が見直されたので、トレアイン級宇宙空母を構成するモジュールの1つとして完成するも、単独の艦艇として完成を見せることはなかった。

モビーディック級宇宙空母

トレアイン級宇宙空母を構成する補給艦として設計された艦。
最大で18m級のMSを3個中隊(36機)、ヴェルト・ラオムサイズのMAを4個中隊(46機)運用することが出来る。
トレアイン級宇宙空母建造計画が一時凍結し、設計思想が見直されたので、トレアイン級宇宙空母を構成するモジュールの1つとして完成するも、単独の艦艇として完成を見せることはなかった。

  • 最終更新:2011-06-03 04:09:30

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